【思い込み危険】肌断食を始めたら乾燥が止まらない!いつまで我慢すればいいの?

「使っているものが合わないんだ」と色々試してきたけど、やっぱりうまくいかないんだよなあ。

なんでこんなにケアしているのに肌荒れするの?

 

そんな風な辛い思いから、肌本来の力を取り戻すっていう噂の肌断食を試してみたけどなんだか乾燥がひどくなっている。

 

何日も待ってみているけど変わらない。これってもしかして私、肌断食しちゃいけない肌!?

 

そう思ってしまうのも必然。

実は、肌断食は肌がカサカサする皮がむける皮膚がつっぱる白い粉がふく、などなど乾燥が原因の悩みがつきものなんです。

 

そのような症状が出ると、これまでしっかり肌に気を配っていた人ほど「肌断食は怖い」というような印象を持って離脱してしまいます。

 

ですが、正しい知識を持って肌断食に望めれば、本来は肌の機能を改善してくれる可能性を秘めています。

ただ、逆の状況にもなりかねます。「万人が我慢していれば肌断食が成功する」と盲信してしまうと、肌を危険にさらしてしまうかもしれません。

 

しっかり知るべきことを知ってから慎重に肌断食をしてみましょう。

 

そもそも肌断食とは?目的ってなに?

合わない化粧品の使用や、スキンケアのし過ぎなどから普段から肌に負担がかかっていると肌を守るバリア機能などが低下してしまうことがあります。

肌断食とは、肌本来の力(バリア機能)をもう一度引き出すために肌を休めてあげることを意味します。

一般的にメイク、クレンジングや洗顔料、化粧水・乳液・クリーム・美容液などの使用を中止することが基本です。

どうしてもメイクが必要な場合は、クレンジングなどを使わなくても落ちるものを使い、落とすときは石鹸洗顔などを使うことも大切です。

 

 

今はたくさんの化粧品があるからこそ、女性は特に化粧やスキンケアの工程が多くなりがちです。

これは、その努力が落とし穴になってしまうかもしれないという怖い・ひどい話なんです。

 

最近はスキンケアが複雑になってきたからこそこのような悩みがより増えています。なので肌断食への関心も徐々に増えてきたのでしょう。

肌断食中の乾燥はよい兆し?

肌が乾燥したから、「合わないんだ」「すぐやめよう」と思うのはちょっと待ってください。

そんな人が、肌断食をする上で知っておくべきことがあります。それは、好転反応が起きる可能性があるということ。

 

好転反応というのは、肌状態が改善していく過程で一時的な悪化が現れることを言います。

肌断食を始めたら、肌が乾燥してきたというのもその好転反応による一時的なモノかもしれません。

 

肌断食で肌が乾燥したり肌荒れする(好転反応)理由は、スキンケアを行っていたことで肌が自分だけでは健康な状態を保てなくなっているために急なスキンケアの中止に対応できず肌荒れを起こしてしまうからです。

 

そして、その変化の差が強いほど肌荒れを起こしやすいため、

普段から化粧やスキンケアをしっかりめにやっていた人ほど、急にやめると肌が反応しやすいということです(^-^;

 

なので人それぞれ必要な段取りが変わってくるのも肌断食の難しい部分ですね。

 

また、肌断食の好転反応としては肌の乾燥のほかにも、ザラザラ、ポツポツしたできもの、ニキビ、粉がふくといったような症状が多くみられるようです。

症状に関しても個人差が出やすい部分ですが、好転反応であれば自然と肌が対応できるようになるので症状が徐々に治まります。

肌断食中の乾燥(好転反応)はいつまで続くの?

肌断食中の乾燥は良くあることなので、一体どのくらい乾燥が続くのかと気になる人も多くいますが

残念ながら、それは個人差があるので分かりません。

 

ですが、経験者などの意見を参考に目安を言うと、通常の場合2か月以内には肌の状態が良くなるケースが多いです。

肌状態が良かった人は数日で効果が出たり、逆に悪かった人は半年など長い時間がかかることもあります。なのであくまで目安ではありますが、2か月程度は様子を見てみるとなんらかの肌の良い変化に気づくでしょう。

 

これらの期間は、これまではスキンケアされることが前提で機能していた肌が、リセットされて本来の自立機能を取り戻すために必要な期間です。

期間に個人差はありますが、肌が乾燥しても様子を見ながら続けることで肌がリセットされうるおいを取り戻すことが期待できます。

 

半年以上の長期間乾燥が続く場合などは好転反応などの可能性は低く、他の原因を探った方がよさそうです。肌状況の確認や肌断食の方法の見直しなども検討しましょう。

 

肌断食で乾燥が長期間続く場合の対処

 

・少し保湿をしてみる

肌が乾燥しすぎてしまうと皮膚疾患やかゆみがでる可能性もあるので、そうなりそうな場合は少し肌を保湿して様子を見ることも大切です。

ですが、保湿といっても通常の保湿剤を塗っては肌断食の意味がありません。

なのでここでは、「白色ワセリン」という不純物が少なく極力肌に負担をかけないワセリンがあるので、それを薄く塗って乾燥を和らげることをしてみるのもオススメです。この方法はポピュラーなので安心してうす~く塗ってみましょう。

 

・プチ肌断食に切り替えてみる

先述した通り、スキンケアの中止による変化が強いと肌荒れが強く出てしまうかもしれません。

その場合は、急にすべてやめるのではなくまずはケアの仕方を変えることから始めるのが大切です。

洗顔する際は、クレンジングや洗顔料ではなく無添加の石鹸を使うことをオススメします。無添加石鹸は合成の界面活性剤を含んでいないことで肌への負担が最小限で済むからです。

なのでメイクは、石鹸で落ちる化粧品を選ぶことも大切ですね。

 

他にも、休日だけメイクやスキンケアを休憩したり、夜だけやめてみたりなど部分的な肌断食(プチ肌断食)を行うのもありです。ライフスタイルや肌状況と相談して判断しましょう。

 

 

※肌の状況や本当に良い方向に向かっているのかなど、不安になったら皮膚科を受診して続行するのか中止するのか判断することをオススメします。

 

肌断食をしない方がいい・中止すべき人はどんな人?

肌断食であきらかな異常を感じたら、肌断食をすぐに中止しましょう。乾燥のひどい悪化や皮膚疾患の恐れもあります。

例えば、何らかの炎症や疾患、ひどい乾燥、強いかゆみ、などの症状が出た場合はすぐに中止し皮膚科を受診することをオススメします。

 

さらに

・元々肌が弱い人

・アトピーなどの皮膚疾患を持っている人

・かゆみがでやすい人

 

これらに当てはまる人の独断での肌断食はオススメできません。急にケアを辞めてしまうと症状の悪化リスクがあります。

もし挑戦するにしても、まずは皮膚科を受診し皮膚科医に相談したうえで、少しづつ肌断食をおこなうのがよいでしょう。

 

肌断食で乾燥を悪化させる外部要因

肌断食を始めるなら気をつけておかなければならないことがあります。それは、肌荒れや乾燥を悪化させる外部要因を作らないことです。

症状をひどくし肌断食を失敗させてしまう原因になることもあるので覚えておきましょう。

 

・肌が乾燥しすぎないようにするため、部屋の湿度を管理すること

湿度が低いと肌が乾燥するので、目安としては湿度40%以上を保てるように加湿器や部屋干しなどの工夫をしてください。

エアコンなどを使用しているときは乾燥しやすいので、特に意識して湿度をコントロールするようにしましょう。

 

・乾燥しやすい冬から肌断食を始めないこと

気温も湿度も低下する冬は普段より肌が乾燥しやすいため、肌断食を始める時期としては難易度が高いです。

 

・体調管理のために睡眠や食事などの生活習慣を正す

かたよった食事や栄養不足・睡眠不足などは、血行を悪くしたり肌へ栄養が行き渡らなかったりと「肌の機能」が低下している可能性があります。

その状態での肌断食は失敗の可能性もあるためあまりオススメできません。しっかり生活習慣を整えることは肌断食とセットだと思って取り組みましょう。

 

・紫外線のダメージを受けないように工夫すること。

肌断食中だからと、紫外線によるダメージを無視してはいけません。紫外線は肌を乾燥させるのでケアする必要があります。

ですが、日焼け止めも肌断食中ならできれば塗りたくありません。

なので、できるだけマスクや帽子、洋服、日傘などのアイテムを使って肌を直接紫外線に当てないことが大切になってきます。

今では紫外線カットができるマスクやメガネなどもあるので、身の回りの物を紫外線カットのものにしてみるのもいいですね。

 

もし日焼け止めをつける必要がある場合は、下記の条件を満たすものを選ぶとよいでしょう。

  1. 石鹸やお湯で落とすことができる
  2. 紫外線吸収剤なし
  3. 合成界面活性剤無添加
  4. ノンシリコン

 

 

肌断食中の乾燥が長引いてしまったり、肌荒れが悪化してしまう原因になりますし、それ以前に肌断食をあきらめる理由にもなってしまうかもしれません。挑戦するときはこれらのことにも注意して慎重に肌断食しましょう!

 

【肌断食で乾燥した肌はいつまで続くのか】まとめ

  1. 肌断食とは、肌をリセットしバリア機能を復活させるために洗顔・クレンジングやメイク、ケアを中止することを言う。
  2. 好転反応で乾燥や肌荒れが起きることがある。
  3. 肌断食中の乾燥は目安として2か月ほど様子を見ると良い。
  4. 乾燥が治らない場合は白色ワセリンで保湿、又は休日や夜だけ行うプチ肌断食を試して様子を見てみよう。
  5. 辛い症状やかゆみ、皮膚疾患などが現れそうな場合は中止し皮膚科医へ相談するべき。
  6. 元から肌が弱かったり皮膚疾患のある人などは肌断食を始める前に皮膚科医へ相談する。
  7. 環境管理や体調管理、紫外線にも注意して整った環境で肌断食を行うのがオススメ。